世界中で近視の人が増えていて、大きな問題になっています。近視になると遠くが見えにくくなるので、メガネやコンタクトがいりますが、世界のどこの国でもどんな階層の人でも簡単に手に入るわけではありません。また近視が強くなると網膜剥離などの網膜疾患をおこしやすくなります。近視の人が高齢になるともっと網膜が弱り、視力が出なくなることもあります。

 そこで今、世界中で近視進行を防ぐ方法が検討されています。近視進行予防のメガネ、近視進行予防のコンタクト、近視進行予防点眼薬など。日本でも現在、一部の大学病院で治験が行われていますが、まだこれといった成果は出ていないようで、今後の報告が期待されます。

 同じ中国人でも、オーストラリア在住の子供達のほうが、シンガポール在住の子供達より近視進行はゆっくりだという報告がありました。同じ民族でも環境による差があるということです。シンガポールではその研究が進んでいてその結果、学校の休み時間は必ず外へ出て遊ぶ決まりになったようです。外で遊ぶと遠くにピントをあわすのでそれがいいのか、一部の太陽光線が近視進行予防に効くのか、これも今、検討の最中です。日本の子供達も外遊びが減って、スマホやパソコンの時間が増えました。日本でも真剣に考える時がきていると思います。