患者さんを診察していると「私、実は…こんな病気になりまして。眼科の先生に言うことではないんですけど。」とよく言われます。眼科以外の病気のため関係ない雑談をしてると思われているようで「余計なお話をしましてすみませんね。」と言われたりします。ところが…それが余計なお話ではないことが結構多いのです。緑内障の点眼薬で、心疾患や喘息があると使えないものがあります。必ずそれらの病気がないかお聞きしてから処方していますが、ずっと点眼している人が途中で喘息になった場合は言ってくれないとわかりません。  あと抗がん剤で目にくるものがあり、涙がポロポロでたり角膜がいたむことがあります。辛いお気持ちからか、抗がん剤の使用を黙ってる方もいるので、注意が必要です。  糖尿病や高血圧になると眼底出血しやすいとか、結核の薬で視野が狭くなるものがあるとか、リウマチになるとドライアイになりやすいとか。そういう有名なものは他科のドクターの指示や友人との会話で知って眼科に検査に来られます。でも他にも目に異常が出る病気がたくさんあるので、眼科に来たら「私、実は…」と教えてくださいね。  平成に引き続き令和でも、患者さんの話をよく聞いてより良い診療ができるように精進してまいります。